リノベと暮らしのコラム

リノベーション基礎知識

リノベーション基礎知識

物件の探し方

資産性

暮らし方

home

>

コラムTOP

>

【世帯年収2000万円】パワーカップルの住宅ローンの理想とは|年収・返済期間ごとのプラン解説

【世帯年収2000万円】パワーカップルの住宅ローンの理想とは|年収・返済期間ごとのプラン解説

  • 物件購入の基礎知識

作成日:

2024/12/26 11:06

全国で1.4%しかいないといわれる世帯年収2000万円のパワーカップル。そのパワーカップルが組める住宅ローンは、どのような計画が「理想的」なのでしょうか?

この記事では、世帯年収2,000万円にこだわり、手取り額・生活費から、住宅ローン・購入できる価格帯まで掘り下げて解説します。

適正価格帯のおすすめマンションもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

世帯年収2,000万円の手取り額は100万~116万円

世帯年収が2,000万円を超えるパワーカップルの場合、額面年収に対して手取り額は60%~70%になるのが一般的です。この場合、手取り年収は1,200万円~1,400万円となり、月の手取り額は100万円~116万円となります。

ただ日本は累進課税を取っているため、夫婦どちらかの年収が下がると税率が下がり、手取りが増える可能性があります。

下の2つの表は、夫婦2人とも年収1,000万以上と、どちらかが1,000万以下の場合の手取り額を比較した表です。

① 夫婦2人とも年収1,000万の場合

手取り目安

手取り額(年間)

手取り額(月)

夫:1,000万円

60%~70%

600~700万円

50~58万円

妻:1,000万円

60%~70%

600~700万円

50~58万円

世帯:2,000万円

-

1,200~1,400万円

100~116万円

② どちらかが年収1,000万以下の場合

手取り目安

手取り額(年間)

手取り額(月)

夫:1,500万円

60%~70%

900~1,050万円

75~87万円

妻:500万円

70%~80%

350~400万円

29~33万円

世帯:2,000万円

-

1,250~1,450万円

104~120万円

上の表の①と②では、②の方が4万円ほど手取り額(月)が多いことが分かります。

世帯年収2,000万円の生活費

世帯収入2000万円の手取り額がわかったところで、次に生活費の水準を、以下の2パターンで見てみましょう。

  • 夫婦2人の場合の生活費

  • 子どもがいる場合の生活費

「手取り額-生活費」の計算で、住宅ローンや貯蓄に回せる金額を出すことができます。

①【世帯年収2,000万円】夫婦ふたりの場合

以下の表は、総務省のデータを元に作成したものです。夫婦2人の場合の生活費(月)は、約36万であることがわかります。

項目

生活費(月)

食料

70,166

住居修繕等

16,320

光熱・水道

30,042

家具・家事用品

22,585

被服及び履物

21,609

保健医療

14,646

交通・通信

49,022

教育

8,276

教養娯楽

36,343

その他の消費支出

94,161

合計

363,169

引用:総務省統計局「家計調査報告・家計収支編の年間収入階級別」

※子供に関わる費用を削除するなど一部調整

教養娯楽費には「書籍」「レジャー代」などがあり、その他の消費支出には「こづかい」「理容代」「交際費」などが含まれます。世帯の手取り月収が100万円の場合、この約36万円を差し引いた64万円から、貯蓄などに回す資金を差し引いた金額が、住宅ローンに回せる金額となります。

上の表から各家庭の特性を加味して、ご自宅の生活費を算出してみてください。

②【世帯年収2,000万円】子どもがいる場合

次に子どもがいる場合の生活費(月)は、約53万円という結果になりました。以下の表も上の表と同じく、総務省のデータを元にしており、子供の平均人数は1.28人となっています。

項目

生活費(月)

上の表との差額

食料

115,072

+44,906

住居修繕等

16,320

0

光熱・水道

30,042

0

家具・家事用品

22,585

0

被服及び履物

25,419

+3,810

保健医療

24,019

+9,373

交通・通信

71,825

+22,803

教育

41,943

+33,667

教養娯楽

59,603

+23,260

その他の消費支出

122,351

+28,190

合計

529,179

+166,010

引用:総務省統計局「家計調査報告・家計収支編の年間収入階級別」

夫婦2人の場合より月間で約16万円増えており、主な理由は食費・交通・通信・教育費、レジャー代がある教養娯楽・こづかいを含むその他の消費支出です。このケースでは、世帯の手取り収入を100万円とした場合、生活費を差し引いた残高は約47万円。

この47万が貯蓄・住宅ローンなどに割り振れる金額となります。

世帯年収2000万円の理想の住宅ローンの返済プラン

ここでは、世帯年収2,000万円の理想的な住宅ローンの返済プランを、「期間の長さ」に焦点をあてご紹介します。返済期間35年・30年・20年の計画を、以下の内容でシミュレーションします。

  • 購入マンション:1億円

  • 世帯手取り収入(月):100万

  • 生活費(月):53万円

  • 住宅ローンに回せる金額:47万

それでは順に見ていきましょう。

①【返済期間35年】1億円のマンション購入

まずは返済期間を35年と、最も長い期間で設定した場合のローン計画です。

頭金

金利種別

月返済額

返済比率

返済総額

2,000万円

固定:1.91%

261,330円

26%

109,758,600円

2,000万円

変動:0.475%

206,785円

21%

106,849,700円

なし

固定:1.91%

326,662円

33%

137,198,040円

なし

変動:0.475%

258,482円

26%

128,562,440円

※世帯手取り額100万円(月)で計算

返済期間35年で頭金がある場合、金融機関の多くが基準とする返済比率30~35%を余裕を持ってクリアしており、どのプランでも問題無くローンを組めるでしょう。一方頭金がなしの固定金利の場合は、金融機関によっては住宅ローンを組むのが難しいケースもありそうです。

②【返済期間30年】1億円のマンション購入

次に、返済期間30年のローン計画を見てみましょう。

頭金

金利種別

月返済額

返済比率

返済総額

2,000万円

固定:1.91%

292,108円

29%

105,158,880円

2,000万円

変動:0.475%

238,475円

24%

105,851,000円

なし

固定:1.91%

365,135円

37%

131,448,600円

なし

変動:0.475%

298,094円

30%

127,313,840円

※世帯手取り額100万円(月)で計算

ローン期間30年の場合、頭金を設定すると金融機関の基準である返済比率30~35%をクリアしているので、住宅ローンを組める可能性が高いです。

一方頭金なしの場合、変動金利であれば問題ありませんが、固定金利の場合は返済比率37%となっており、30~35%の基準をクリアしていないため住宅ローンを組むのは難しいでしょう。

なお変動金利に関しては「20年間金利が変わらない」という予測を立てている点にも注意が必要です。バブル前後には6%を記録していた時代もあり、現在においてもその可能性はゼロではありません。

変動金利を選択する場合は、固定金利への乗換ができるかなども事前に確認しておきましょう。

③【返済期間20年】1億円のマンション購入

最後に、返済期間が最も短い20年の住宅ローンです。

頭金

金利種別

月返済額

返済比率

返済総額

2,000万円

固定:1.91%

401,305円

40%

96,313,200円

2,000万円

変動:0.475%

349,483円

35%

103,875,920円

なし

固定:1.91%

501,632円

50%

120,391,680円

なし

変動:0.475%

436,854円

44%

124,844,960円

※世帯手取り額100万円(月)で計算

返済期間20年・頭金なしの場合、金融機関が基準とする返済期間30~35%をクリアしておらず、ローンを通すことは難しいと言えるしょう。

一方頭金2000万・変動金利の場合はギリギリの水準ですが、世帯手取り金額から生活費と住宅ローンを差し引いた残金は約13万円なため、月によっては赤字のケースもあるかもしれません。

20年ローンを組む場合、頭金を増やす・ボーナス払いを設定するなどの対策をする必要がありそうです。

世帯年収2000万円で買える中古マンションは1億~1億2000万円

世帯年収2,000万円のパワーカップルは、1億円のマンションの住宅ローンを余裕を持って組めることがシミュレーションから分かりました。

住宅ローンは一般的に、年収の5倍から6倍が適正とされており、これにあてはめると世帯年収2,000万円の家庭は1億円~1億2,000万円のマンションが買えることとなります。

ここまでのシミュレーションでは1億円を想定していましたが、頭金・期間・金利を調整することで1億2,000万円のマンションも購入できる可能性があります。

【まとめ】世帯年収2000万円の住宅ローンの返済は余裕のある計画を

この記事では、世帯年収2,000万円のパワーカップルが組める理想的な住宅ローンに焦点をあててご紹介しました。シミュレーションでは、返済期間30年以上の住宅ローンが無理のない計画となっています。

手取り収入・生活費・貯蓄など、ご自身の状況に合わせて、より精度の高いシミュレーションにブラッシュアップしてみてください。

▶︎東京23区の高級マンションの物件一覧

▶︎8,000〜10,000万円の物件一覧

不動産ガイド

上白石 優子

2013年から8年間不動産会社にて仲介営業担当。2021年からマンションリノベーションを専門に行う工務店にてコンサルタントに従事。その後、独立しマンション購入、リノベーション、資金計画などについての記事を書くライターとなりました。資産価値やライフプランを大切にするお客様に届くような記事を丁寧に書いて参ります。インテリアコーディネーターの資格取得のため勉強中。

東京23区の高級マンションの購入なら

anybody株式会社 東京都知事免許 (1) 第 109356 号

新着や非公開物件を毎週お届け!